無垢一枚板がいま人気の理由

 かつて高級品のイメージが強かった無垢一枚板がいま、静かなブームとなっています。お部屋の模様替えやご自宅のリフォームに合わせて、様々な年齢層の方が無垢一枚板をお買い求めになります。また20代、30台の若いカップルが、新築購入に合わせてテーブルを購入されるケースも増え、木楽木工房でも小さなお子様連れのご夫婦が徐々に増えてきています。

理由その1 美しい!
 無垢板の色、模様、艶、形はその木が育った自然環境、たとえば、水分や養分、風向き、気候などの影響を受けて作られます。中でも表面に現れる木目は芸術的な曲線をなし、見る者を楽しませてくれます。また、はっきりした四季のある日本では、夏目、冬目が鮮明に刻まれ、自然の豊かさをより深く実感させてくれます。
 テーブル板になる木は何十年、何百年、また屋久杉でしたら1000年以上の時を経た大木です。無垢一枚板は大自然と長い時間が作り出した作品なのです。

▼屋久杉無垢一枚板

▼クス無垢一枚板
▼日光杉無垢一枚板
▼栃無垢一枚板


理由その2 世界に一つ!
  木目は外側に近い木表と芯に近い木裏でまったく違う現れ方をします。同じ木から取れた板でもそれぞれ個性的な表情をしています。同じ一枚ですら裏と表で違う木目が表れます。いずれも世界にひとつだけの木柄です。
  天板を上に乗せるだけのテーブル脚をご利用になりますと、木の表、裏、どちらもお楽しみいただくことができるのでおすすめです。
▼栃無垢一枚板の表面(座卓仕様)
▼栃無垢一枚板の裏面(テーブル仕様)


理由その3 長もち!

  無垢板の家具は100年もちます。これは古民家の柱や梁が100年経ってなお立派に家を支え続けているのと同じ原理です。木は切られた後、徐々に剛性を増し、木材として何百年も続く第二の生を得る素材。木は素材としてたいへん優秀なのです。
  また、無垢板は削って修繕することができます。傷やへこみも削れば消えて新品同様になります。合板ですと表面の板はごく薄いため、修繕には向きません。
  さらに、まったく別の家具に作り替えることもできます。無垢板ですからどこをどう切っても大丈夫。ある特定の家具としての用途が終わったからといって捨ててしまうのではなく、良い物をいつまでも使い続けたいお気持ちに応えることができる素材なのです。
  いま、20代、30代の若い世代が一生ものの家具として無垢板を買い求めるケースが増えているのはこのためなのです。

▼旧家の杉の桁から作った座卓
▼築130年旧家の欅の大黒柱と鴨居から作った座卓。
▼旧家の杉の丸桁から作ったスツール



理由その4 使えば使うほど味わいが出る!

  無垢板は良い色の変化をしてゆきます。着色したものですと、だんだんと紫外線の影響で退色してゆきますが、木はそのものの色、模様ですので、年数を経るごとに色も木目も深みを増し、やがては本物のアンティーク家具となります。

▼ケンポナシの無垢一枚板とベンチ&椅子のセット